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2021.03.18

X線CT装置をリニューアルしました

 2月24日にX線CT装置の入れ替えを行いました。白を基調とした丸みのある形状と、従来よりも広い開口部により圧迫感が少ないデザインとなっています。寝台にはイエローカラーのマットを採用し、マットからやわらかな光が反射した明るい環境下で検査を受けて頂けます。また、画像処理には被ばく低減技術や金属による画像の偽像(アーチファクト)を低減するソフトウェアが搭載されており、患者様の被ばくを減らし、従来より質の高い画像を提供できるようになりました。

新装置の特徴

撮影時間の短縮

 新規装置は独自の高画質画像エンジンを搭載しており、高速スピードで撮影してもノイズの少ない画像を構築します。従来の装置では胸部30cmの範囲を15秒前後で撮影していたところを、新しい装置では5秒程度、胸腹部50cmの範囲では7~8秒で撮影を終えることができます。姿勢を保つのが難しい方や、長い息止めが困難な患者様の負担を従来よりも軽減します。

検査時における被ばく量の減少

 低被ばく技術として、患者様の体型情報をもとに目的の画質になるようX線管電流を自動調整する制御機構を搭載し、患者様ごとに線量を最適化します。更に数学的計算手法の一つである「逐次近似再構成」の原理を応用した先進の被ばく低減アルゴリズムにより、従来装置と比べ平均して30~40%の低被ばくを実現しています。

画像の高画質化

 以前の装置では難しかった体幹部や整形領域の広範囲撮影において、従来よりも半分の厚さで撮影できるようになり、濃度差の小さな違いを良好に表現できるようになりました。

撮影範囲の拡大

 寝台に延長代を装着することで、以前の装置よりも広い範囲を一度に撮影することができるようになりました。 以前は実施できなかった胸部から足先付近までの撮影を一度に行うことができるため、血管造影検査などの広範囲撮影も行うことができます。

医用画像処理ワークステーションの利用

 X線CT画像を高精度な画像認識技術を用いて処理・解析を行うことができる医用画像処理ワークステーションという機器を入れ替えました。これにより、通常の撮影画像だけで疾患の発見や診断が難しい場合に、診断の助けになる画像を作成できるようになりました。血管や骨、臓器などを高精度に認識することでより早く正確に診断へ役立つ画像の作成が可能となりました。

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